「どんな人がフリーランスに向いていないか知りたい」
「自分も失敗するパターンに当てはまってないか気になる」
こんなこと気になっていませんか?
私自身、フリーランスを対象に独立支援を6年間、カウンセリングを300名以上行うなかで、失敗する人の特徴やパターンが見えてくるようになりました。
そこで今回の記事では、フリーランス独立におけるありがちな落とし穴10パターンを1つ1つ解説していきます。
「自分も当てはまっていないかな?」とチェックしていくようにご覧ください。
300名以上の支援経験でわかった、フリーランスの失敗の主な10パターン
【失敗①】 誰でもできることに手を出して、キャリアにならずに終わる
「今月から月10万円稼げる方法です」
「この裏ワザを使えば誰でもカンタンに稼げます」
そんな甘く見える方法も世の中にはたくさんあります。
しかし、たいていが周りに堂々と話せるような稼ぎ方ではない場合がほとんどで、稼げたとしても一時的にしか稼げず、フリーランスとしての長期的な安定に繋がる手法ではないことがほとんどです。
また、自分のやっていることを周りに説明しにくい人は豊かな人間関係を築けないのがデメリット。
「目がお金のマークになっている人同士」のコミュニティでしか生きられないキャリアになりがちです。
「早く、フリーランスになりたい」というはやる気持ちが、甘い誘惑に誘われてしまうのもわかりますが、そのような話にこそ「人生の見えにくい落とし穴」があることにフリーランス起業する前に気を付けておくべきです。
急がば回れの精神で、着実に正攻法な手法での起業をすることが、心身ともに充実したライフスタイルの実現をもたらします。
匿名でないとできないけど簡単に稼ぎやすそうな手法に飛びつかないこと
【失敗②】 商売を知らずに専門スキルを磨けば上手くいくと勘違いする
「一流の人と比べる自分のスキルなんて大したことない」
「もっとスキルがないと稼げない」
稼げない原因が自分のスキルが他人よりも劣っていると勘違いしている人が多いです。
実際、スキルの高さと収入は意外に比例していないのがフリーランス業界の実態。
業界歴10年以上のその道一本でスキルを磨いてきた人よりも、業界歴1~2年ほどの人の方がフリーランスとしての収入が高いなんていうことも多々あります。
フリーランスとしての収入の高さと安定性をを決めるのは専門スキルと商品を販売する力である「ビジネススキル」。
いくら希少性の高い専門的なスキルを持っていたとしても、ビジネススキルが乏しく販売力が無ければ1つも売れず、収入はゼロ。
さっさとサービス提供をはじめた方が結果的にスキル向上につながるのにも関わらず、専門スキルばかり磨くことに夢中で、ビジネス感覚を知らずにいつまでも成果を出せない人は多いです。
会社員などの年功序列で「先に入ったもの勝ち」といった仕組みではなく、純粋なビジネス能力の高さで収入が決まるフリーランスだからこそ後発組でもやりがいを感じますね!
一定のスキルを得たら、商売で実践も同時にしないとスキルアップも非効率だと知る。
【失敗③】仕組みを作らずに短期の収入ばかり追って疲弊する
集客の仕組みを作らずに、その場限りの業務委託の案件に飛びついてばかりだと、時給800円~1,500円以上はあがらずに、疲弊してしまうケースに陥りがちです。
高時給で安定したライフスタイルの実現を目指すのであれば、半年~1年は成約に繋がらず、売り上げがゼロの状態だったとしても、先行投資としてサービスページやSNSなどのコンテンツを充実させる期間が必要。
競合サービスよりもコンテンツを充実させ、魅力的なサービスに見せたり、認知を拡大するマーケティングに労力を費やすからこそ、高単価でも申込が絶えない状態になり、時給5,000円以上のライフスタイルを手に入れることが現実的に可能になります。
目先の案件ばかりに飛びつくのではなく、長期的に収入を安定させる仕組みや戦略を考えてから、逆算して準備する意識も大切です。
10年、20年と長期間フリーランスとして働いていくからこそ、目先ではなく長期的な視点で安定できる施策に取り組むべきですね!
「一ヶ月目から収入が上がる手法」をはじめから避けるマインドが長期視点では大事
【失敗④】気づくだけで改善できる客観的な指摘を受ける機会をなくす
自分のことは意外に自分で気づけないもので、分かっている人が指摘したら、すぐに解決できるような問題に気づけずに、間違った方向に進んで失敗してしまうケース。
一人だけで孤独に進めようとした場合に起きてしまう問題です。
特に、今までの会社員生活と、フリーランス生活では軸になる「考え方」「ルール」「優先順位」などがまるで変ってくる世界。
「SNSをひたすら更新し続けてみたけど何の売上にもなりませんでした」
「HPを作ってはみたんですけど、どうしたら見込みの客が集まりますか」
などで壁にぶつかる人も多く、はじめから戦略設計をせずに手を動かす間になんとかなる精神だけで息詰まる場合も多いです。
要領が良いスキルが高い人でも
「HP上の適切な設定漏れ(検索エンジンへの登録エラーなど)だと気づきませんでした」
「自分のサービス文章、客観的に言われたら確かにくどくて申し込み意欲わかないですね」
など、ほぼ上手くいくはずのレベルの準備をしていたのに失敗したと勘違いしてしまうケースなども非常にもったいないです。
フリーランス独立は周囲に言いづらいため、客観的に指摘してくる人を見つけるのは難しいのですが、第三者フィードバックがない環境で高い成果を出すのは不可能です。
博報堂トップレベルのプロデザイナーも、デザイン初稿案を作ったらすぐに近くの席の同僚に見てもらいフィードバックをもらう姿勢があるようです。主観による認知の歪みはプロほど、気を付けている世界です。
客観的なフィードバックを定期的に得られる環境に身を置く
【失敗⑤】好奇心の強さからあらゆる活動に手を出しすぎる
フリーランスになりたい人は多動型の人も多く、いろんなプロジェクトなどに
手を出したり、はじめたりしながらも、どれも中途半端に終わってしまうケース。
「独立したら、昔の同僚の会社の仕事を週1回手伝いを頼まれたんです」
など、次々に目先のプロジェクトに手を出してしまい、フリーランスとしての活動を安定させるために必要な長期施策のタスクを後回しにしてしまい失敗してしまいます。
いろんなことに手を出せるのがフリーランスの魅力である一方で、全て平均点未満のレベルにしかやれていない状態が続いていくと、どれも結果がでずに失敗に終わります。
新しいアイデアにすぐに飛びつきすぎないように気を付ける
【失敗⑥】周りの人付き合いを変えずにメンタルブロックが生じる
新しい生き方に挑戦する人に対して、ネガティブな批評をする人は世の中に意外に多いです。
「独立なんて考えが甘い」
「絶対うまくいかないから止めといた方がいい」
友人、同僚からこのように手厳しい指摘をされて凹んだといった話は、フリーランスあるあるでよく耳にします。
しかし、本気で起業を志すのであれば「会社員経験しかない人」への「独立に関する相談」はホントに意味がないのでやめた方がいいです。
政治、宗教などの価値観の違いと同様に、フリーランスと会社員では人生に対する根本的な考え方が異なり、少しの話し合いで根底にある価値観が通じ合えると安易に考えない方が身のため。
批判ばかりされて、せっかく湧き出た起業への意欲が消されてしまうのは避けたいところですね。
フリーランスになりたければ、現役のフリーランスに相談をしましょう!
会社員経験しかない人に起業キャリア相談などは絶対してはいけない
【失敗⑦】会社内の評価が低いと、独立できないと勘違いする
「社内で評価されてないんだから、独立なんて無理だよな」
そう勘違いしている人も多いですが、実は組織では評価の低い人ほど、フリーランスとしては活躍できるケースは頻繁にあります。
特に「組織内の政治」ではなく「市場の反応」に興味があるタイプがフリーランス向き。
会社員は、上司に気に入られるように立ち回っているかなどの組織内政治が評価の肝ですが、フリーランスの場合、実際に顧客を満足させた人が評価されやすい環境。
会社員で顧客を第一優先させるような立ち回りをしてしまうような人だと、上司の反感を買いがちで評価されづらいです。
そういった人が評価軸の違う会社員からフリーランスに変わったことで、急に評価されだすということも珍しくありません。
ちなみに「会社で評価されてから独立すべき」というビジネス界での著名人の意見などは、フリーランス業界の実態を知らない人の間違ったコメントなので無視してOK。
組織で上司に忖度するのが得意で出世するタイプではない方が独立適性が高い
【失敗⑧】一流会社勤務や出世候補で承認欲求を満たせて踏み出せず終わる
「ゴールドマンサックスに勤めてるんです」
「大手商社に勤めています」
「もうすぐリーダーに昇進できそうです」
などの就職ランキングに入るような企業勤めや、昇進目前の人ほど、起業できずに終わってしまうパターンが多いです。
今の環境でも十分な「給料や福利厚生」「社会的評価」「社内評価」などが揃っているため、それを手放せず独立する一歩を踏み出せなかったり、今の環境で満たされているため、独立準備の意欲が湧かず挫折してしまうからです。
独立できるかは、現在の勤めている会社のレベルが高いことではなく、「今後の人生には独立しかない」という覚悟の方がよっぽど大事というのが実態です。
いままでの社歴や学歴など一切関係なく、最低限のスキルと覚悟さえあれば誰でもなれるのがフリーランスの良いところですね!
現在の満足を一旦捨てる勇気がないと、人生全体で後で大きな後悔をするデメリットが上回る時期が来る
【失敗⑨】一歩目に申し込んだ起業塾が集団型でついていけずに終わる
集団型の起業塾に入ってもサポートが合わず、やめてしまうケースが多いようです。
基本的な質問は集団講義中に他の受講生とまとめておこないます。
そのため、一人ひとりの質問に時間を割くことが難しく、どうしても浅いフィードバックや回答になりがち。
集団型という仕組み上、結果がでるのはごく一部の優秀な人たちのみで、それ以外のほとんどの人達は置いてきぼりな状態になってしまうのが現状です。
集団型の起業塾のオーナーも体育会系で「体力」「コミュ力」で勝つタイプが多いため、最悪の場合「結果がでないのはあなたの行動量が足らないから」の一辺倒。
起業塾側のサポート体制の仕組みに目を向けず、受講生の責任にしてしまうところあります。
正直な話、入塾者が一部挫折しても商売上では実はサポートの手間が減るため、挫折する人を減らそうとする仕組みを頑張らずに放置していたり、るところが本当に多い現状です。
STANDの受講生でもこういった集団型の指導の方針が合わなかったり、体育会系の雰囲気が合わずにカウンセリングを受けに来る人が一定数いますね。
集団型の起業塾のオーナーの大半が体育会で「体力」「コミュ力」で勝つタイプで、起業塾の受講生のタイプとは異なるミスマッチ問題を知る
【失敗⑩】Webやマーケに強い実務経験がないのに独力で目指して後悔する
「自身のホームページは、制作会社に依頼してパッと作ってもらえればいいですよね」
「とにかくSNSを更新していくことに集中してみます」
など、ホームページは業者に作ってもらえばOK、というのはデザイン、装飾においては確かにそうなのですが
「自身のサービスを的確に表現するキャッチコピーやサービス文章は何か」
「ちゃんと集客できるサイト設計になっているか」
「そもそもそのコンセプトのサイトを作ってマーケットにフィットするか」
などが考える労力の9割以上を占めており、そこを「考える大変さ」すら自覚しておらず、素人感覚で進めてしまったがために集客に繋がらず、1年後に失敗に気づいて、再就職する人も多いです。
世の中、失敗したことを堂々と表明する人は少ないので、コッソリと消えていくため、自身が失敗側にいかないという根拠のない感覚が首を絞めることになります。
未経験の分野こそはじめは体系的に学ぶ姿勢を大事にすること。どんな分野も実践して奥深さに気づくので。
先人フリーランス達のよくある失敗パターンから学べること
フリーランスの失敗の主な10パターンどうでしたか。
フリーランスの失敗パターンを学んでおくことで、同じ過ちにならないようにはじめから気を付けて独立準備を進めることができます。
「フリーランスとして長期的な施策に取り組んだ方がいいんだ」
「フィードバックなしで、自力でやろうとしてたな」
など、新たに気づきを得たところや、該当していてハッとさせれられるような項目があれば、今後注意するようにしましょう。
STANDでは、受講生がこのような失敗パターンに陥ってしまうことがないような起業塾の運営に専念。
長期的に安定して活動できるフリーランスになってもらうべく、現役のフリーランス講師が徹底個別指導。
ビジネスプランのの壁打ちや、コンテンツ制作に関する質問やフィードバックなどを、手厚く対応していきます。
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